親なきあとの生活

知的障がいのある人の「親なきあと」のことについて考えるセミナーが、庄内手をつなぐ育成会の主催で行われました。
「安心して暮らすために知っておきたい制度と仕組み」を、全国手をつなぐ育成会が編集した会員研修用DVDで視聴。講師は「親なきあと相談室」の渡部伸氏です。
私からは、事例を通して後見人の活動をお話しました。
お金のことなどどんなに困っていても、多くの人とのつながりが力になります。
さまざまな課題をチーム支援で乗り越えて来たこと、胸を開いてお願いし助けてもらったことなど感謝とともに伝えました。
ただ気持ちを確められない被後見人さんに医療が必要になったときや、亡くなったあとどうすべきかで後見人は悩みます。
親御さんの気持ちを伝えてもらえていれば大きな助けになるとお願いしました。
この秋亡くなった被後見人さんを今週、菩提寺の共同墓地に納めることができました。
亡きご両親が建てた立派なお墓がありましたが、後を継ぐ人がいないと、そのお墓に入ることができませんでした。
お墓と仏壇じまいをし、ご家族いっしょに眠っていただくことになり、ほっとしました。