これまでにないほど降り続く雨・・・。隣県秋田でも川が氾濫し、床上床下浸水被害が出ていた。
そして、北庄内に線状降水帯が発生、いやな予感がしていた。
ふだん通りの生活をしていたが、町の防災LINEは気をつけて見ていた。
25日10時半、吹浦地域に避難指示が出た。すぐに自宅に戻り、土砂降りのなか隣のおばあちゃんを乗せ避難所へ。
役場の職員や消防団がすでに到着し、避難所開設準備をしていた。
体育館にシートを敷いたり、椅子を出したりしているうちに、町民がどんどん避難してきた。
歩行がままならない高齢者をはじめ、今月生まれたばかりの赤ちゃんを連れた家族、ペットを連れた人も。
ペットボトルの飲み水と紙コップをセットし、それぞれ居場所に落ち着いたところで、遅い昼食準備を開始。
50人分のアルファ米二箱をふやかすお湯が沸かせない。資機材庫のストーブで何とか沸かし120食を配り始めたのは
午後3時半過ぎていたか。
その間も住民が避難してくる。すぐに夕食をどうしようと思ったら、まちづくり協議会長が米と炊飯器、そして近所からもらったというゆでた枝豆を持参、目に鮮やかな豆入りおにぎりをみんなで握った。(続く)